葉緑素はマグネシウムを核としたポルフィリンといわれる物質です。赤血球にもポルフィリンがあり、その中心はご存知の鉄です。
構造がよく似ていることから、葉緑素は"緑の血"と呼ばれたりし、貧血にも効果があるような気がするのでしょう。
貧血は鉄欠乏性貧血のほか、胃酸不足、葉酸の欠乏、B6の欠乏など、いろいろな原因があり、さらに他の病気の結果貧血になる場合もあります。
たとえ葉緑素に多少の効果があっても、それだけで対応できるものではありません。
胃の薬に胃壁保護のために銅クロロフィリンナトリウムがよく含まれています。銅は鉄の吸収を助けますから、鉄分の豊富な野菜やたんぱく質と一緒にとれば効果があるかも知れません。
いずれにしろ、一番単純な鉄欠乏性貧血でも、現在では単なる鉄の不足だけではなく、総カロリー、たんぱく質、鉄、銅、ビタミンB群、E、Cなどの不足による、総合的な栄養不良と考えられています。なにかひとつを食べたり、飲んだりして解決できるものではなく、食生活の根本的な見直しが必要であることを充分認識してください。
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